はじめに
ダーツを始めたばかりの頃、「フォームが安定しない」と感じる人はとても多いです。
- 狙い通りに飛ばない
- 入る時と外れる時の差が大きい
- 力を入れているのに安定しない
その原因を「センスがない」「練習量が足りない」と考えてしまう人もいますが、実際には フォーム以前の“力の使い方”でつまずいている ケースが多いと感じています。
この記事では、ダーツ初心者がフォームを安定させにくい理由として、「肩の力を使いすぎてしまう状態」を一つの視点として整理します。
ダーツフォームが安定しない初心者に多い状態
初心者の方を見ていると、次のような共通点をよく見かけます。
- 構えた時点で肩が緊張している
- 投げ終わりに肩がすくむ
- 高さを出そうとして、動きが大きくなる
これらはすべて肩が主動力になりやすいフォームに近い状態です。
この投げ方自体が間違い、というわけではありません。
ただ、安定させようとした時に迷いやすいのは確かだと感じます。

「高さが足りないから、上に飛ばす」という考え方
ダーツの投げ方について調べると、
- 高さが足りないなら、上に向かって飛ばす
- 最初は放り投げる感覚でいい
といったアドバイスを目にすることがあります。
確かに、ボードに届かない、下に落ちる経験をすると、「もっと上に力を使わなきゃ」と感じるのは自然です。
ただ、この考え方が続くと、肩で高さを作る投げ方に寄りやすくなります。
上に力を使うことと、フォームが安定することは別
ここで整理しておきたいのが、上に力を使っている=フォームが安定するとは限らない、という点です。
- 上に振っているのに安定しない
- 力を入れるほど再現性が下がる
- 毎回フォームが違う感じがする
こうした状態は、力が足りないのではなく、力の向きと使いどころが散っていると考えることもできます。

私自身も、最初は肩に力を使いすぎていました
私自身も、ダーツを始めた頃は、
- 高さを出そうとして肩が動く
- 腕全体で投げる感覚
- 毎回、力の入り方が変わる
そんなフォームでした。
その結果、
- 入る時は入る
- でも続かない
- すぐ疲れる
という状態になっていました。
友人には、「フォームはなんとなく綺麗だけど、ダーツに全然力伝わってないよね。」と言われていました。
ダーツフォームを安定させるために「前に力を使う」視点
そこから私が意識するようになったのが、上に力を足すより、前に力をまとめるという考え方です。
ここで言う「前に力を使う」とは、
- 低く投げる
- 下を狙う
という意味ではありません。
- 力の向きを前に揃える
- ダーツが前へ抜けていく感覚を作る
という整理です。
前に力を使い始めると、最初は下に落ちやすい理由
前に力を使う意識に切り替えると、多くの初心者が 一度下に落ちる状態 を経験すると思います。
これは、力が足りなくなったからではありません。
上に力を使っていた頃は、以下の状態になりやすいです。
- 早く離しても高さが出る
- 肩が無意識に高さを補ってくれる
その感覚のまま前に力を使おうとすると、
- 高さが余っている
- その分、リリースを遅らせてしまう
ということが起きやすくなります。
フォロースルーの最後まで持とうとしてしまう
高さが余っている状態では、「まだ持っていられる」、「最後まで運びきりたい」という感覚が残りやすくなります。
結果として、
- フォロースルーの最後までダーツを持とうとする
- 離すのが遅れて下に落ちる
- 最後まで腕に力が残る
という流れになります。
これはミスというより、安定させようとする真面目さから起きる現象だと感じています。
ダーツフォームでは、肩は主動力にしない方が楽になる
ここで整理したいのが、肩の役割です。
私の感覚では、
- 肘と手首が主な動力
- 肩はあくまで補助
- 位置を保ち、支える役割
この関係性の方が、フォームを安定させやすいと感じています。
最後に少し上がるくらいでちょうどいい
前に力を使う投げ方でも、まったく上がらないフォームはおすすめしません。
それは、腕だけで振り切ろうとする状態。いわゆる「腕投げ」に近づきやすいからです。
私の感覚では、
- 基本は前に運ぶ
- 最後に少しだけ上がる
- 高さを作りにいかない
このくらいが、力も抜けやすく、安定性も出やすい印象があります。
上に力を使わない=上がらない、ではない
誤解されやすい点ですが、上に力を使わない、上に投げない。ということと、ダーツが上がらないは別の話だと感じています。
リリースする場所が少し早くなるだけで、高さは自然に戻ってきます。
つまり、力で高さを作るのではなく、タイミングで高さが出てくるという考え方です。
まとめ:ダーツフォームが安定しない時に見直したい視点
- フォームが安定しない原因は、力不足とは限らない
- 肩に力を使いすぎると、再現性が下がりやすい
- 高さが余ると、リリースが遅れやすい
- 肩は補助、肘と手首が主
- 最後に少し上がるくらいで十分
「もっと上に振る」前に、どこでダーツを離しているかを見直すだけで、フォームが楽になる人は多いと感じています。
この記事が皆さんのダーツライフの参考になると嬉しいです!

