家庭で投げたいけど「音」が怖い
家庭用ダーツは、オンライン対戦やアプリ連動機能によって、自宅でも本格的なプレイを楽しめるようになりました。
しかし、多くのプレイヤーがぶつかる壁があります。
それが「音」です。
- ダーツが刺さるたびに響く「カンッ!」という高音
- 壁や床に伝わる低い振動音
- 夜間や集合住宅での「家族や隣人への気遣い」
私自身も、ダーツライブホームを導入してすぐにこの問題に悩みました。
「子どもが寝ている時間に投げられない」「投げたいのに気を遣う」——。
音を理由に、練習の自由が制限されてしまうのは非常にもったいない。
この記事では、私が実際に行った静音化改造の全工程と、実測で確認した効果(70〜80dB → 約50dB)を詳しく解説します。
音はなぜ出るのか? 構造から理解する「3つの発生源」
ダーツライブホームは、プラスチック製のセグメントを組み合わせた構造。
この構造が、以下の3つの音の原因を生みます。
- セグメントのガタつき音 → 長期間の使用でわずかな隙間が生じ、「カタカタ」と鳴ります。
- 中空構造の共鳴音 → セグメント裏の空洞が“太鼓”のように響き、金属的な高音を増幅。
- 振動伝達音(壁・床への共鳴) → スタンドや壁に伝わる低周波が、周囲の構造物を鳴らしてしまいます。
静音化のカギは、「詰める(共鳴防止)」「固定する(遊び防止)」「遮断する(振動防止)」の3つをどう組み合わせるかにあります。

実測レポート:DIYで70〜80dB → 50dBへ!
私が実際に行った改造結果を、以下の条件で測定しました。
- 測定方法:スマホアプリ(騒音計)
- 測定距離:約1m(正面)
- 環境:鉄筋コンクリート集合住宅
- 使用ボード:ダーツライブ200S
- 設置方法:ダーツライブポール(スタンド式)
| 状態 | 平均音量 | 音の質感 |
|---|---|---|
| 改造前 | 約75dB | 「カンッ!」という高い打音 |
| 改造後 | 約50dB | 「コトッ」「トンッ」という低い音に変化 |
夜間でも家族が起きることはなく、扉を閉めれば「気にならないレベル」まで静音化できました。
この改造を行ってから3年以上使用していますが、音の戻りや不具合はほぼありません。
チップが折れてセグメントに挟まったときのみ分解し、メンテナンスをしています。
メイン改造①:パテで空洞を詰める【共鳴音を止める】
最も効果の高かったのが、「水性パテ」による共鳴の吸収です。

使用材料
- エアコン配管用パテ → 柔軟性があり、乾燥しても割れにくい。再利用も可能。
- サランラップ(直接詰めず、汚れ防止に使用)
- スプーンやヘラ(成形用・なくても可)
手順
- セグメントを外すと、裏側が中空構造になっている。
- パテを適量取り、ラップで包む。 → 汚れ防止・再利用可能・取り出しやすさの3点でラップ包みがベスト。
- 包んだパテを空洞に収め、隙間なく敷き詰める。
- セグメントを戻す。
- 打音を確認すると、驚くほど「低く、柔らかい」音になる。
パテを直接詰めないことで、湿度や温度変化による劣化を防げます。
また、再分解が容易なのでメンテナンスも簡単です。

メイン改造②:両面テープでガタつきを抑える【雑音対策】
使用材料
- 薄型の両面テープ(100円ショップで入手可能)

方法
- 片面の紙を残したまま、もう片方だけ貼り付ける。
- 粘着面がクッションのように働き、セグメントの“遊び”を吸収。
- プラスチック同士がぶつかる「カタカタ音」が消える。
作業は地味ですが、効果は大きい。
複数の箇所に貼ると、全体の一体感が高まり、音質が一段柔らかくなります。
比較:スポンジ vs パテ
| 対策方法 | 効果 | 作業労力 | コスト | 注意点 |
|---|---|---|---|---|
| 音吸収スポンジ | △ | 高い(切断・調整が必要) | 中 | 効果は限定的 |
| 水性パテ(本方法) | ◎ | 低い(1時間程度で完了) | 低 | 重量が約3kg増加 |
スポンジは形状合わせが難しく、音も取り切れませんでした。
パテは手軽で、圧倒的に効果的。音質を変えるならこれ一択です。

改造で感じた副効果と注意点
副効果
- 打音が静かになると、リリース音やフォームに集中できる
- 精神的なストレスが減り、長時間投げても疲れにくくなった
注意点
- 重量が約3kg増加するため、壁掛け設置では落下リスクに注意。 → スタンド等での設置が安全。
- パテを詰めすぎると、セグメントの可動が悪くなる。 → “ギリギリ動く”くらいで止めるのがコツ。
住環境別おすすめ構成
| 環境 | 設置方法 | 追加対策 |
|---|---|---|
| 集合住宅(鉄筋) | ダーツライブポール+防振ゴム | 必須。壁接触を避ける |
| 木造住宅 | 壁掛け+防音マット併用 | 壁面伝達を防ぐ |
| 戸建て(防音室あり) | スタンドのみで可 | 最低限のテープ対策で十分 |
集合住宅では、構造が鉄筋でも低周波の振動は伝わります。
「音より振動が厄介」と感じる人ほど、遮断対策が有効です。
静音化は「音を消す」より「集中を取り戻す」作業
ダーツの静音化DIYは、単なる騒音対策ではありません。
静かな環境は、フォームやリズム、リリースの感覚を研ぎ澄まします。
今回紹介した「パテ+テープ」改造は、1時間・千円程度でできる上に、長期的に安定する非常にコスパの高い方法です。
夜でも気兼ねなく投げられる環境をつくることで、ダーツがもっと自由で、もっと楽しくなります。
【実測まとめ】
| 項目 | 改造前 | 改造後 |
|---|---|---|
| 平均音量 | 約75dB | 約50dB |
| 音質 | 高く響く「カンッ」 | 低く落ち着いた「コトッ」 |
| 使用年数 | ― | 3年以上継続使用中 |
| コスト | ― | 約800円前後 |
| 作業時間 | ― | 約1時間 |
結論
ダーツライブホーム、ダーツライブ200Sの静音化は、「パテで詰めて」「テープで固定」するだけで劇的に変わります。
集合住宅でも、もう“音”を気にせず練習できます!!
自宅で01やクリケットなどのゲームを楽しみたいなら、ダーツライブホームがオススメ!
静音性に特にこだわりたい方は、ゼロボードがオススメ!
